『酒井良』のさすらい日記
~明日やろうはバカやろう~
【読書感想文NO62】  オシム 終わりなき闘い  木村元彦
オシム 終わりなき闘い
オシム 終わりなき闘い木村 元彦

NHK出版 2015-01-27
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セルビアにいて感じることがある。

人は生まれる場所を選ぶことができない。
親を選ぶことも、国を選ぶこともできない。

能力があって、努力していても、やりたい仕事に就けない人がいる。
衣食住すら満足に与えられない環境で、学校に行けない子もいる。
サッカーの才能があっても、それを発揮できない境遇の子もいる。

本当に自分は幸せだと感じている。


どっちが戦争を仕掛けたのか、

何人殺したのか、

どんな殺し方をしたのか、

何を奪ったのか、

いくつもの民族が入り乱れて起こったこの内戦に、誰が悪いかなんて、自分達の主張、相手の主張、第三者の見る角度で変わる。

それを大国が決めつけることで解決すると、不幸になるのは悪者にされた括りの中の弱い人達だ。

この国の(この地域は国という言葉のニュアンスすら曖昧だが)、僕が接している人達に何の責任があるのか。

相変わらずの失業率の高さ、低い労働賃金、一方的に貼られた悪者のレッテル。


それでも、この国を訪れた人なら感じるであろう。
底抜けに明るい人柄、人生を謳歌するスタンス、語尾を濁さないストレートな言葉。

日本では感じることが少なくなってきた、心地よさがここにはある。

旧ユーゴスラビア全民族はもちろん、
セルビア本国のセルビア人も、
ボスニアのスルプスカ共和国のセルビア人も、
コソボのセルビア人にも、

明るい未来が待っていると信じている。



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