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『酒井良』のさすらい日記
~明日やろうはバカやろう~
セルビアでの日常
セルビアでの日常で感じた事を、何となくメモしていた。

何となくメモしていたということは、何となく心に残っていたのであろう。

内戦の影響もあり、経済的に取り残された感があるセルビア。

平均月収4~5万円の国だけど、日本では忘れ去られつつある原風景が、そこにはあった。

せっかくのなので、ちょっと加筆してどうぞ。

先週、僕の自転車がパンクした。

優しい大家の家族が自転車を借してくれて、練習等の移動に影響は出さずにすんだ。

今日はOFFなので自転車屋さんに行ってきた。

相棒のミランさん(セルビアで知り合った日本語ペラペラのセルビア人。今は親友。)になるべく近くの自転車屋さんを探してもらって、日本人が行くからと電話をしてもらった。

家から約30分、畑が広がる田舎道をとぼとぼと自転車を押しながらお店に向かった。

ごみ捨てに出てきた青年に話しかけられた。
自転車屋さんの場所を一生懸命説明してくれる。

大丈夫、店の場所は知っているからと伝え、礼を言って別れた。

ボロボロの自転車一杯に食材を乗せたお爺さんに話しかけられた。何を言っているのかわからなかったが、心配している様子は伝わってきた。

にっこり微笑んで別れた。

六畳程の小さなお店に着いた。
オーナーは英語が喋れる青年だった。
20年この仕事をしているという。
子どもの頃、剣道を習っていた。「先生」に教えてもらったと。

僕と世間話をしながら、慣れた手付きで10分ほどで修理が終わった。
ブレーキまで調整してくれた。
近所の人達が顔を出し、何やら言葉を交わして帰っていく。

いくらですか?
と聞いた。

私は日本人を尊敬している。
ここで会えた事が嬉しいよ。
だから、お金はいらない。

一ヶ月後に日本に帰るんだ、と伝えて店を後にした。

行きに感じた冷たい北風が、眩しい暖かい日差しに変っていた。

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