『酒井良』のさすらい日記
~明日やろうはバカやろう~
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【読書感想文NO57】  思考の整理学  外山滋比古


30年前に出版された本だけど、今でもまったく色あせないですっと入ってくる。

冒頭、グライダー人間と飛行機人間の話がある。
学校はグライダー人間養成所で、エンジンの付いた飛行機人間は邪魔になる。
確かに、グライダーのように引っ張られて風に乗って飛んでる方が、“優秀な子”なんだろう。
これからもっとそんな世の中になっていくのかもしれない。

でも、社会に出るとそれだけではやっていけない壁にぶち当たる。
学校で教育することと、社会が求めることのギャップがどんどん広がる。

サッカーの世界で生きていると、とんでもない飛行機人間に出会うことがある。
おそらく、一般社会より飛行機人間は多い。
エンジンを2台積んでふかしながら、地図を持っていないようなやつもいる。
だから、グライダー人間がより目立ってしまう。

町田にJクラブを作ろうなんて、そんな突拍子もないことをやったこの15年は、
飛行機人間の集まりだった。
本物か偽物かわからないような地図を片手に、エンジン全開ぶっぱなしてきた。
戦闘機が何台も連なって、気が付いたら雲を突き抜けていた。

さぁ、次は月まで行ってやろうか。


【読書感想文NO56】  重要事件で振り返る 戦後日本史  佐々淳行



戦後70年間に起きた、日本を揺るがすような大事件の真相に迫りながら、

今の日本がどのように形作られて来たのかを解説してくれます。

筆者の見方があるように、反対側の見方もあるわけだから、

100年後、これが正しかったと判断されるかどうかはわからない。

平和主義も、積極的が付くと意味合いが大きく変わってしまうように、

ひとつボタンを掛け違えると、最後の最後にはもう戻れなくなる可能性があることを、

歴史から学び取らなくてはいけない。

昨年の安保法案、先日の電波停止発言などなど、

きな臭さを感じざるを得ない。
【読書感想文NO55】  私が彼を殺した  東野圭吾


直球勝負の推理小説って感じで、スルスルと読み進めてしまいますが、

警察官の息子とは思えない、推理音痴の僕からすると、

着地に不満。

いや、僕が推理音痴なだけだ。

【読書感想文NO54】  重力ピエロ  伊坂幸太郎


「人生というのは川みたいなものだから、何をやってようと流されていくんだ。安定とか不安定なんていうのは、大きな流れの中では些細なことなんだ。向かっていく方向に大差がないのなら、好きにすればいい」

伊坂さんの小説の登場人物は、いちいち哲学的ですね。

砂浜で山を作ってトンネルを掘って、ギリギリ崩れないところを探している感じに近い。

崩れないように慎重に掘りながら、どこか崩れるのを待っている感じ。


【読書感想文NO53】  犬を殺すのは誰か ペット流通の闇  太田匡彦


2011年度、全国の自治体が引き取った犬の数が、

79,674匹。

そのうち、殺処分されたのが、

44,783匹。

想像できないくらいの犬が捨てられ、殺されています。

その殺処分の仕方も本書には書かれていますが、ここで紹介する力は僕にはありません。

専門家によると、

犬は8週(56日)より前に親や兄弟から引き離すと、犬の社会化期を失うことになり、

成犬になった時に問題行動(健康上の問題、攻撃性、不安感など)が多くなるという研究結果が出ている。

今までは、6週で親から引き離されて、ペットショップなどの店頭に並ぶことがあった。

“人形のようにかわいい”

時期を逃さずにに売ってしまうために。


ペットショップのように、店頭に並べる生体販売で安易に犬を買うことができて、

8週前に引き離されるために起こる、成犬での問題行動の結果、

犬は捨てられ、殺処分されていく。


心ある政治家や愛護団体の懸命な努力より、2012年に動物愛護法改正された。

念願の56日規制に改正されたのですが、

附則で、『施行後3年間は56日とあるのは45日と読み替える』

『施行後4年目から別に法律で定める日までの間は56に日とあるのは49日と読み替える』

とある。これは、販売業者サイドの意向を汲む議員がいたために、

落としどころを探らなければならなかった。


様々な人たちの努力で、ペットの取り巻く環境も改善しつつあるのも事実。

5年後の改正で完全8週規制ができることを強く臨みます。
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